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2008年07月06日

後ろの看板、なぁ~に?

7月から、行商広場の西側で、Yumix特製Tシャツをはじめとする応援グッズをフリー配布中です。



目ざとい方はもう、お気づきかもしれませんが、その後ろには、大きな看板が二つ並んでいます。




右側は、「日本語字幕付き手話動画」パネルで、ビューアの動画設定をONにして再生ボタンを押すと、パネル内に動画が再生されます。
左側は、「電話リレーサービス実験」についてのレポートで、タッチするとページがめくれていきます。




さらに左のブースは、この実験で使われた応接セットです。
スタッフの方とレポート前でお会いして、ブース内の応接セットに座って面談したので、半年前が無性に懐かしくなりました。
実は、この応接セット、ゆみ姉に最初に買ってもらった家具なのですね。
元はと言えば、家具屋のお得意さんだったわけですが、なんとなく居心地がいいので、すっかり懐いてYumix広場の居候になってしまいました。。。

というわけで、
今回は、いつか案内しようと思い撮り溜めていた「電話リレーサービス実験」レポートを一緒に見ていきましょう。
スナップ画像だけと読み辛いかもしれませんし、平文であればキーワード検索等にもヒットしやすいであろうことから、テキストを起しました。
変換ミス等ありましたら、御指摘ください。






『3D仮想世界(バーチャルワールド)を活用した電話リレーサービスの実験について』
2008年5月 かがやきパソコンスクール




■はじめに

・電話リレーサービスとは、耳が聞こえない、あるいは言葉が不自由などの理由で電話コミュニケーションが困難な利用者のために、人間のオペレーターが介在して即時双方向の会話を文字や手話などで中継支援する福祉情報サービスです。
 1960年代に米国でTTY(文字通信用端末)が開発され、欧米諸国やオーストラリアなどでは聴覚障害者のための情報福祉政策として普及しています。



■電話リレーサービスの必要性
・日本の聴覚障害者の数は平成17年度の障害者白書では36.1万人です。これは身体障害者手帳を持っている人の数ですが、電話での会話に不自由をしている難聴者の数はおよそ800万人以上いるといわれています。

・特に高齢化社会といわれる現在では、補聴器を必要とされる70歳台以上のお年寄りも増え、ますます電話によるコミュニケーションが困難な人口が増えるものと考えられています。

・こうした環境の中で、国内でも数社の電話リレーサービスが開始されていますが、まだまだ一般への認知が低く、普及しているとは言い難い状況です。

■3D仮想世界での取り組みの位置づけ
・本取り組みは、セカンドライフという仮想世界においても電話リレーサービスの提供を行うことにより、利用可能なサービスのチャネルを拡大を図り、一般への認知を高め、言語や聴覚に障害のある方々に対し豊かなコミュニケーションを行うためのプラットフォームを提供していくための実験サービスです。




■電話リレーサービスの実験に当たっての3つの条件
・3D仮想世界の特性を活かした擬似対面によるキメ細かいサービスが提供できること。
・将来的に在宅ワークの活用ができ、就労を促進する仕組みであること。
・低コストでの運用が可能であること。

■電話リレーサービスの実験体制
 ▼サービス提供主体
  ・かがやきパソコンスクール
   ・オペレーターの提供・実施要領の作成運用

 ▼被験者
  ・3D仮想世界の住人であり、実際の聾唖(ろうあ)者であるYumix Writer氏。




■電話リレーサービス実験の概要
 ▼場所の確保
  ・セカンドライフ内の日本人居住区である「じゃぱんらんど茨城」に土地を借り、電話リレーサービス用のブースを設置。

 ▼オペレータの確保
  ・かがやきパソコンスクールのインストラクターを提供

 ▼実施要領の制作
  ・運用方法、守秘義務等




■被験者の属性
 ▼3D社会の住人ではあるが、実在する聾唖(ろうあ)者。
  ・実際の世界では、音は聞こえず話すこともできない。

 ▼20代前半の女性。

 ▼パソコン自体は初心者ではあるものの、タイピング操作はスムーズに行える。

■電話リレーサービス実験結果
 ▼電話リレーサービス運用回数 計18回
  ・出前の注文 9回
  ・美容院の予約 3回
  ・宅配便の集荷依頼 2回
  ・タクシーの配車 2回
  ・店舗の営業時間問い合わせ 1回
  ・商品在庫の確認 1回

 →普段の生活に密着した内容となった




■実験結果からの考察
 ▼健常者が普段意識せず電話で済ませている用事も、聴覚や言語に障害を持つ人にとっては、生活する上での高いハードルになっている。
  ・利用内容が、全て生活に密着したものである。(相談などの込み入った話は、手話通訳を介して直接話すことが習慣となっている。)

 ▼1回の電話リレーサービス利用のほとんどが2分以内で終わる用事であったことから、ほぼ1件の用件を3分以内と設定し、回数に応じた月額の定額制の福祉ビジネスへの応用も可能と考えられる。

■今後の課題
 ▼ユーザ環境の改善
  ・サービスのユーザとなりえる聴覚および言語の障害者の生活自体が自立できていないものも多く、3D仮想世界を利用できる高スペックのパソコンや高速回線の普及をしていくとともに、利用に必要なリテラシの向上を平行して行っていくことが必要。

 ▼高齢者や他の障害への対応
  ・キーボードやマウスなどの入力装置が使えない場合の代替入力装置への対応が利用者の裾野を広げていくことにつながる。

 ▼人材確保と育成
  ・常時対応でき、個人情報やプライバシーに関する守秘義務を遵守してオペレーションの出来る人材の確保と育成が必要。

 ▼在宅ワークによるワークシェアリング
  ・3D仮想社会の中で待機している在宅ワーカーに、仕事を自動で振り分ける等の仕組みを構築し、働きやすい環境を整備することが必要。




(文責:Ashy Mathy)  

Posted by Yumix Land Supporters at 00:30Comments(0)TrackBack(0)目的・目標

2008年06月27日

そのSIM、縁を繋ぐものなり

昼下がり時のYumix Landは夜のカオs・・いや、賑わいとは別の顔を見せる。
緩やかな時間とゆったりショッピング・・そして御馴染みオーナーYumiさんの飛行訓練(?)がメインというところだろうか。
さて、そんなYumix。
先日気がつくと、何やら新しい気配が・・・

そう、新しいSIMが届いたのだ。
今回連結されるのはYumixSIM郡初の環境SIM。


来たばかりのSIMは全くの更地の状態で「そこ」に存在していた。
リンデンの環境関連の更新がいつ行われるのかは存じませんが、何気なく地図を開くと「そこ」にある環境SIMは無く
正に「地図に載っていない島(SIM)」となっている。


夕方、オーナーYumiさんの到着により新SIMは海へと変化する。
当然ながら、最近はこうなった以上Yumiさんのする事はたったひとつ。
「空母飛竜」を出す事w

もうYumiさんの持ち物に驚いてはいられんのだが、この飛竜は別格。
その大きさはSIMの横幅を埋め尽くさんとしているのにも関わらず、繊細な構造を持っている。
大きさの割には連結させているプリム部品の細かさはアクセサリ並みという代物。
故にプリムも1929プリム。

Yumiさんの出した「飛竜」を、総選択して移動するのが、私の第一の役目になるのだが、
これがなかなかどうして・・・難しいものである。

「そんなの、全部マウスの枠の中に入れれば選択されるじゃん」

・・・・そういう声が聞こえて来そうであり、それ自体はごもっともだが、
何せ見た目の大きさとは別の細かさが故に、遠くからだと描画距離の関係で、アクセサリパーツは一切見えないので選択不可能。
約2000ものプリムが、すべて連結しているわけもなく、少しずつ時間をかけて結合しなければならない。
画面との睨めっこは、ここから始まる。

連結を始めながら、甲板の上を歩く事10分程・・
細かなチェックをして、全てのプリムを選択し切ったところを確認してから移動開始。
因に、海中から選択した図を見るとこんな感じになっている。

なかなかこういうのは、見る機会もないだろう事なので、あえて残しておくのも面白いだろうと思って掲載^^;


オーナーYumiさん曰く、この環境SIMは、ある方がスポンサーとなって個人SIM連合の交差点となるべく戦略的なポジションを果たす役割を持っているそうだ。
多くの人たちが行き交う交通の要所としての、連合のHUB的な役割を持つ予定との事。

4つのSIMを、ひとつのサーバーで稼働させる環境SIM。
扱い方について賛否両論ある中で、新しい使い方の模索もされている。

個人SIM連合は、互いがあっての成長と思う。
ただ繋いだだけで自分のSIMに集客もあろう筈はないし、無闇やたらに連結すればいいというものではない。
互いの切磋琢磨する、アイデアと助け合い、良識と高い意識あっての飛躍となるのだから・・

今後のYumixも、その中心となって陸路も海路も空路も進んでいける事だろう。


(文責:Grazioso Alekseev)  

Posted by Yumix Land Supporters at 18:20Comments(0)TrackBack(0)目的・目標

2008年06月08日

これまで、そしてこれから目指すもの

今日は、Yumix Land/Yumix Squareのこれまで、そしてこれから目指すものを明記しておきたいと思います。

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2007年の6月に新聞で見つけて、なぁーんとなく参加したセカンドライフ。
入ってみたら、徐々にその世界のとりこになってしまった私。
まず会話が文字でのチャットが基本。
これは音の聞こえない私にとっては、この上の無いバリアフリー。
おまけに移動には制約がなく、海外だろうがどこだろうがひとっとび。
車椅子の生活をしている人にも、なんら移動に困ることがないバリアフリー。
(ま、たまに入場制限をしているところもありますが、それは例外にしておきましょう)
こうした環境を考えてみると、RLでなんらかの理由で移動のできない人でも、
ここでお仕事ができるのではないかなぁと思うわけです。
例えば、その道で進んでいるアメリカの電話リレーサービスなんかも、
電話ができてタイプの速い人なら自宅でできるお仕事になりそうだなぁと。
【参考】電話リレーサービス
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060629/242103/
日本では数は少ないのですが、電話リレーサービスを提供している会社はあります。
そこはメッセンジャーやテレビ電話などを使い、代理で電話をしてくれるサービスを提供しています。
セカンドライフという空間は、こうしたサービスの幅を広げるチャネルの1つとしても使えそうな気がしています。
なにしろ代金決済スキームもあらかじめ用意されているわけですから、参入もしやすいのかなぁと思っています。
あとは提供者が居て利用者さえ揃えば、十分ビジネスになるのではないかと。
こうした福祉サービスって道徳のある経済になるんじゃないかなぁなどとも思っています。
(NaviSL・ゆみさんの日記より転載)
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そうした考えを具現化したのが、Yumix Square。

セカンドライフのバリアフリーな特性に注目し、コミュニケーションを切り口とした相互理解と障害者等の社会的弱者の自立と社会参加に向けた学習や訓練の場所を構築していく為のものとして、それぞれの場所で以下のような役割を果たしていました。
1. じゃぱらんど三重 - 集合住宅への居住を通じて、共生を学んでいく場所。
2. じゃぱらんど京都 - ものづくりの勉強をしながら、自立自活の道を探っていく場所。
3. じゃぱらんど茨城 - 接客の勉強を通じて、人との円滑な交流やサービスマインドを醸成していく場所。
4. メインランド - 外国人が行きかう場所で、国際感覚と民族間の理解を深めていく場所。
5. アクアポリス - 三重で作った集合住宅と茨城のショッピングモールとラウンジを合体させた建物を置き、広い敷地をイベント広場として活用し、イベントを通じて大勢の仲間が助け合い力を結集してお互いに「成功体験」を積み、自信へとつなげていく場所。

そして、上記5カ所で蓄積したノウハウを結集して、2008年6月よりYumix Landに集約しました。

上記構想の中から、これまで、

・Yumix Square・じゃぱらんど茨城で、RL企業であるかがやきパソコンスクールとの提携により、世界初となる、セカンドライフ内での日本語字幕付き手話動画を放映。
・Yumix Square・じゃぱらんど茨城で2007年11月から2008年3月まで、2008年5月からはYumix Landで、「電話リレーサービス」の実験。

を実現しました。

※「電話リレーサービス」とは…
 耳が聞こえない、あるいは言葉が不自由などの理由で
 電話コミュニケーションが困難な利用者のために
 人間のオペレーターが介在して即時双方向の会話を文字や手話などで
 中継支援する福祉情報サービスです。
 1960年代に米国でTTY(文字通信用端末)が開発され、
 欧米諸国やオーストラリアなどでは聴覚障害者のための
 情報福祉政策として普及しています。
 日本の聴覚障害者の数は平成17年度の障害者白書では
 36.1万人と少ないように思われますが、
 これは身体障害者手帳を持っている人の数です。
 ところが電話での会話に不自由をしている難聴者の数は、
 国内にはおよそ800万人以上いるといわれています。
 特に高齢化社会といわれる現在では、
 補聴器を必要とされる70歳台以上のお年寄りも増え、
 ますます電話によるコミュニケーションが困難な人口が
 増えるものと考えられています。
 こうした環境の中で、国内でも数社の電話リレーサービスが
 開始されていますが、まだまだ一般への認知が低く、
 普及しているとは言い難い状況です。
 Yumix Squareの取り組みは、セカンドライフという仮想世界においても
 電話リレーサービスの提供を行うことにより、
 利用可能なサービスのチャネルを拡大を図り、一般への認知を高め、
 言語や聴覚に障害のある方々に対し豊かなコミュニケーションを
 行うためのプラットフォームを提供していくものです。
 アメリカでは結構発達しているそうなのですが、
 日本ではまだ発展途上で2・3社が行っている程度です。
 セカンドライフの1つの可能性としてRL企業の支援を受けて実験中であり
 まだ顧客は居ませんが、そのうちに稼動できるように、
 現在は仮想社会におけるインフラ(基盤)の一つとして
 準備をしておこうという感じで落ち着いています。
 また、2008年5月14日~16日に東京ビッグサイトで開催されていた
 『Web2.0マーケティング フェア』で
 かがやきパソコンスクールの代表・益田先生が
 「3D仮想世界を活用した電話リレーサービスの実験について」
 というテーマで講演されました。


今後は手話通訳士・社会福祉士・医師・企業などの専門家との協力により、福祉相談や電話リレーサービス、メンタルケアなどの分野にも活動を広げ、さらには就労支援や在宅ワークの実現をしていく方向で取り組んで参ります。
また、専門家による社会参加支援のほか、ボランティアによるサポート、ボランティア活動では、バリアのない世界でコミュニケーションを通じた相互理解をテーマに、相互に学びあい社会的弱者とともに歩んでいく活動を展開していく予定です。  

Posted by Yumix Land Supporters at 14:41Comments(0)TrackBack(1)目的・目標