ソラマメブログ

  

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2008年10月26日

祝★Yumix Square一周年

去年の十月、『Yumix Square(仮称)の概要』がSecond LifeのJPL茨城に掲示されて、はや、一年。

▼セカンドライフ Cafe & Bar "Lakota" 副店長生活 Misc : Yumix Squareの概要
http://ashymathy.blog.shinobi.jp/Entry/90/

当時は、まだ、仮称だったんですねw
仮称のまま、定着してしまいましたww



『Yumix Square(仮称)の概要』

Yumix Square(仮称)は、セカンドライフのバリアフリーな特性を活かし、障害者等がお互いの交流を通じ社会的弱者が自立と社会参加に向けた学習や訓練を行う場所として、かがやきパソコンスクール(実在企業)とYumix Writer(セカンドライフ名)が提供するバーチャル施設です。なお、提供を行う両者は、社会活動と位置づけ、本活動における経済的利益を享受することはありません。

<障害者等の社会的弱者>
当面は手話の普及活動を中心に進め、将来的には身体・知的障害を含め、深刻なひきこもり等の社会的弱者の救済と自立支援及び社会参加に向けた相互支援を行えるまでに成長を図る。
また、当事者の中から有志によるピアカウンセラーを募り、お互いが対等な立場で情報を共有しながら高めあえる環境を構築していく。

  


Posted by Yumix Square Supporters at 23:28Comments(0)目的・目標

2008年10月21日

聴覚障害者Yumixさんが語る3D空間とバリアフリー社会

セカンドライフ・ユニバーシティ(SLU)にて、「聴覚障害者Yumixさんが語る3D空間とバリアフリー社会」という講演会が開催されました。

講演録の一部を抜粋します。
※聴講者からの相槌やコメント、質疑応答コーナーは割愛させていただきました。



皆さん、こんばんは。
ただ今、ご紹介いただきましたYumix Writerです
本日は、セカンドライフ・ユニバーシティさんのご好意により、こうして皆さまの前でお話しをさせていただく機会をいただきました。
そして沢山の方々にお越しいただけて、とても嬉しく思います。
私自身は現在進行形で勉強中ですので立派な講演はできませんが、セカンドライフを積極的に実生活に活かせる方法を皆さまと一緒に考えていかれたらいいなと思っております。

今回の講演タイトルは、「聴覚障害者Yumixさんが語る3D空間とバリアフリー社会」だそうですが、私自身は残念ながらセカンドライフ以外の3D仮想空間というものを知りません。
なので、今回お話しさせていただく内容については、他の仮想空間サービスのことは考慮していませんので、その点はご留意くださいませ。

私自身は、ご紹介にもあるように国に認定された障害者です
障害者には、将来にわたって治癒したり再生する見込みの無い身体的な障害を持った人が認定されます。
そう言う意味では、障害は病気とは区別されています。
例えば足を切断してしまった人は義足をつけることはできても、将来に渡って足が生えてくことはありません。
私の場合は聴力なので、これから先も一生音が聞こえることは無いでしょう。

そして、普段の私の第一言語は「手話」です。
日本語は、第二言語なんですね。
どういうことかと申しますと、
普段の物事を考えるときは手話で考えます。
そして日本語にする必要がある場合には、手話を日本語に訳して文字にしていきます。
ちょうど英語ネイティブで無い日本人が、日本語でものを考えてから英文に訳して文章を起こしていくようなものです。

(〃∀〃)・・・・・エヘ♪

そんな感じですから、当然、寝言も手話になります。w
あははw
生まれながらに聞こえない、あるいは早くに聴力を失ったろう者達にとって第二言語である日本語の獲得はなかなかに困難と努力を要します。
言葉は耳から覚えるというように、かけない漢字があっても普通に話せるのが一般的ですね。
私たちは発音を知ることができませんので、日本語の獲得が大きな壁になるんです。
余程きびしくしつけられる環境や、自分自身が興味を持って努力しないかぎり第二言語の習得は難しいですよね。

そうなんです。

ろう者(手話を言語とした聴覚障害者)の中には、日本語の読み書きもおぼつかない人が少なくはありません。
手話から日本語に訳しきれないと、外国人が書いたような変な日本語になることがあります。
話しはそれましたが、努力に努力を重ねて第二言語として日本語を獲得したとしても普段の社会生活はやはり音声が中心なんですね。
聞こえる人の社会ですから。
ろう者は、たとえ高い学力や知識・教養を身につけたとしても、近所の人との雑談すらできません。
ましてや一般の会社に就職して仕事をするにしても呼ばれても気づかないようでは誰も相手にしてくれませんね。

うんうん
知らないんだわ。(^^ゞ

そんな生活環境の中で一生を生きていく訳ですから、聴覚障害はコミュニケーション障害とも言われています。
かの有名なヘレンケラーは、視聴覚障害について、こう語ったとされています。

 目が見えないということは、人とモノを切り離す障害である。
 耳が聞こえないということは、人と人とを切り離す障害である。

私自身も、手話という言語を使う言語的少数民族のひとりなので日本語を話す多くの方々の中では同じ日本人でありながらも「よそ者」のように切り離されている実感はあります。
そんなわけで孤独との戦いも、聴覚障害者として生きる上で、避けては通れない試練の1つかもしれません。
いつも会話に飢えているのかも知れません。

ありがとうございます。

手話で話せる同じろう者や、手話のできる聴者と会ったときには、滝がどどっと落ちてくるようにおしゃべりを楽しんで居ます。

 「誰かと気軽にお話しをしたい」
 「お友達を沢山作って交流したい」

そんなことをいつも思っていたときに、新聞記事でふと見つけたセカンドライフ。
今まで、パソコンもゲームも一切やらなかった私ですが、
「セカンドライフ内では文字での会話が基本」といった言葉に目がくぎづけになって

あはは

「これだ!」って思ったんですね。
それから、あわててパソコンを習いに行ったものでした。(^^ゞ

セカンドライフに初めて参加したのは、昨年の6月でした。
新聞の紹介どおり文字による会話でしたので言語によるバリアもなく、それからというもの、お友達を増やしていつでも話せる仲間を作り実社会では考えられないようなご近所づきあいも始まってこれがバリアフリーなのかと実感する幸せな毎日を送ってきました。

 「セカンドライフを、ただの遊び場にしては、もったいない。」

こう思い始めたのが、セカンドライフに生まれて1ヶ月した7月頃でした。
何か、こうしたバリアフリーな環境を活用してもっと実生活を充実させていく手立てはないものかと考え始めたんです。

(*^_^*)

そのためには、もっとセカンドライフ自体も知らないといけないと思ってかつてものづくりにも挑戦したことがありますがもともとパソコン初心者であるのと性格的に細かいものが苦手なこともあって挫折。w

2ヵ月後の8月にじゃぱらんど三重というSIMの中に初めての土地を借りて土地の編集なども覚えてみました。
そうこうしているうちにその土地にも仲間がきだしてちょっとしたにぎやかな場所になってきました。
家作りの得意な人におうちを作ってもらったり商売の上手な人にお店をやってもらったりしながら楽しんでいました。
そこではっと思ったんですね。

 「SLって、もしかして人材の宝庫では?」

って。

機械を相手にゲームをしているわけではないし、自由度の高い仮想社会で動いているのは、まさに「人」。
この「人」を資源と捉えて考えたら、移動にも会話にも実際に住んでいる地域にも関係ないバリアフリーな世界をもっと活用できそうだと思ったんですね。

それで始めたのが、Yumix Squareの活動です。

この活動は、SLのバリアフリーな特性を活かして、障害者等の社会的弱者の社会参加と自立を支援していこうという活動です。
将来的には、SLを使った在宅ワークや就労支援などの活動も展開していきたいと考えています。
まず当面の計画としては、昨年の11月にたてたものがあります。
ちょっと長くなりますが、ご紹介してみたいと思います。

【第一段階】11月~1月(試験運用)インフラ(基盤)の整備と運用ノウハウの蓄積。
現在インフラについては、ほぼ整備が終わりました。(当時)
それぞれのエリア(JPL三重・京都・茨城)に入居している方々は、すでにSL内で活躍されている方々です。
この段階ではパイロットチームのような位置づけですでにSL内で活躍されている方々に入居していただき設備の不具合等の修正をしながら、Yumix Square全体の雰囲気づくりをしていくことにしています。

【第二段階】2月~4月
身体障害者等の社会的弱者といわれる方々の支援体制を構築していきます。
その前の3か月で蓄積したノウハウやYumix Square全体の協力関係や雰囲気を継承しながら、新たな人々を迎えていきます。
パイロットチームの中から有志をつのり、サポーターとして参加していただき新しい人たちとの協力関係を作っていきます。

【第三段階】5月以降
第二段階で作ってきたサポーターと新たな入居者の「お互い様」の精神を基調とした相互協力関係をYumixSquare全体の雰囲気やカラーとして定着させていきます。
具体的には、Yumix Squareの住民が自主サークルを立ち上げて活動をしたり、取り組み事例の発表を行ったりYumix Square以外のSIMオーナー等の賛同者への水平展開をする等の活動を行っていくことを想定しています。

以上が、昨年の11月に立てたYumix Squareの当初計画です
お気づきの方もいらっしゃるかとは思いますが、すべて計画どおりに実行されてきているはずです。
これらの計画の中心にあるのは、常に「人」です。

あははw

これが最初から一貫して、コミュニケーションに飢えていた私がこだわった「人」中心の活動なんです。
現在では、良い雰囲気の中同じ聴覚障害者を中心に、さまざまな社会的弱者が安心して住める場所づくりをしています。
メンバーには、お医者様やプロのカウンセラー、手話通訳士などもいてフォローして行く体制もできつつあります。
社会活動も実社会の地域に根ざしたものが多いのですが地域と時間を越えたつながりを持った「人」を資源として新しい社会活動のあり方を模索しています。
私のつたない話が、皆様のなんらかのヒントになれば幸せです。



▼SLU ~SecondLife University~
http://www.geocities.jp/slu_project/  


Posted by Yumix Square Supporters at 23:00Comments(0)目的・目標

2008年10月11日

大勢の方々に見守られて… =帰ってきた戦艦大和=1944始動



今日は、新生1944のグランドオープンイベント。
大勢の方にはお越しくださいまして、ありがとうございました。



SIMの定員を70人にしておいたのですが、すぐに定員に達して入れない人が続出。
ご迷惑をおかけして、すみませんでした。



今回のイベントは、計画の段階からコミュを作って誰でもその中に入って企画に参加できるようにオープンにしたことが、ある意味大きな実験でもありました。



毎日いろんな人ができることを持ち寄りながら、活気のある企画の進行が周囲の人をどんどん巻き込んで一体感を作ってこれた気がしています。



集まった人たちの多くは、すでにどんな内容で企画が準備され、誰がどんな役割を果たしてきたのかを知っている。

そんな状態からの、イベントスタートでした。

行商広場でオープンにものづくりをしながら周囲の人たちと一緒になって何かを作っていくあの感じが、大きなイベントにも見られた気がしています。



イベントが始まった時にはすでにコミュニティが形成されている状態。

参加された方々が上手に気を配ってくれるなど、まさに大勢の方々に温かく見守られて1944が生まれた瞬間でした。

イベントそのものもとても楽しかったのですが、このイベントを通じて学んだjことのほうが多かったなぁと、益々幸せを感じるゆみでした。(*^_^*)



皆さまには、ご協力をくださいまして、本当にありがとうございました。
この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたすぃます。



▼新生1944のグランドオープンイベント - セカンドライフ動画 - zoome
http://circle.zoome.jp/secondlife/media/16

【1944SIMの場所】
http://slurl.com/secondlife/Yumix%20Canal/124/131/23
  


Posted by Yumix Square Supporters at 18:39Comments(1)1944

2008年10月07日

草の根の活動で3D仮想社会に体験的歴史博物館が登場

第一次・第二次世界大戦時の世界を疑似体験できるテーマパーク「1944」が、企業の経営からユーザー自身が積極的に創造してゆく姿へ新しく生まれ変わりました。
新生「1944」は、10月10日にグランドオープンします。

「1944」は米Linden Lab社の提供するセカンドライフにおいて、企業のSIM(セカンドライフ内のプライベートアイランド256m×256m)として誕生しました。
日米ユーザーの有志が集まり、第一次・第二次世界大戦時の日・独・米・英を中心とした艦艇や航空機を精密に復刻しております。
それらを常時見学できるほか、航空機などの操縦を疑似体験できるスポットもあります。
訪れる人に「体験」を通じて歴史に触れ合あえる場所としても配慮した催し物でした。

しかしながら、2008年9月末に提供企業の撤退により閉鎖の危機が到来します。
海外のクリエイターからも評価の高い戦艦大和を始めとする、当時の艦艇や航空機など数々の作品。
これを惜しむ声が愛好家たちの間であがりました。

そして、同年10月。
国境を越えたユーザー同士で資金を出し合い、新生「1944」が誕生しました。
オープン時のSIMは8つの島。
「1944」の存続を願う有志がそれぞれに島を購入し、連合していく形で広々としたテーマパークを形成してスタートをきることになりました。

これまでの日本におけるセカンドライフは、企業主導型。
これからはユーザー自身が積極的に創造してゆく「言葉のバリアを越えた国際的な草の根活動」時代へ変わってゆく。
私たちはそう捉えています。

「1944」は当初から国際的な交流を強く意識したSIM群づくりをしているのが特徴です。
各SIMにはそれぞれの島の所有者の他、日本人だけでなくアメリカ人の管理者(オフィサー)を置いております。
新生「1944」はその特徴を受け継いでおります。

新生「1944」は、10月10日(金)21:00からグランドオープンです。
当日は、「1944」の存続と国際交流を通じた繁栄を願う有志や協力者により、=帰ってきた戦艦大和=「新生1944オープン記念フェスティバル」として手作りのイベントを開催します。
ご興味のある方は、ぜひご参加くださいませ。

【1944SIMの場所】
http://slurl.com/secondlife/Yumix%20Canal/124/131/23

【誰でも参加OKの1944コミュ】
http://sns.navisl.jp/?m=pc&a=page_c_home&target_c_commu_id=1228

※皆さまのブログなどへの転載も歓迎します♪(*^_^*)  


Posted by Yumix Square Supporters at 16:16Comments(1)報道発表

2008年10月06日

新生1944オープン記念フェスティバル:進行状況

今回の記念イベントでは、企画段階からオープン化を図り、NaviSLというSecond Life用のSNSコミュニティーで、有志が活発に議論しながら企画を練っています。

このイベントでは、誰もが参加者として自由にアイデアを出し、自分に出来ることを持ち寄って、メッシュ型コミュニケーションで準備が進められています。

いろんな立場の人々から出てきた様々な意見や提案に対し、臨機応変なモデレーションやスピーディーな対応が行われ、アジャイル開発のように主客一体となってイベントを作り上げていくプロセス自体が楽しいコミュニティです。

御興味のある方は、是非、こちらのコミュニティに御参加ください。
http://sns.navisl.jp/?m=pc&a=page_c_home&target_c_commu_id=1228


肉付けされたりスリム化されたしりて、毎日のように刷新されるイベント予定表ですが、5日時点の暫定版を、上記コミュニティより転載しておきます。

==タイトル==
=帰ってきた戦艦大和=
新生1944オープン記念フェスティバル

==日時==
10月10日金曜 21時から
    
==当日スケジュール==
○21:00 スタート
 開会式 (大和のある通常SIM)
 ◆内容◆ ゆみさん、クロエさんよりご挨拶口上。

 機種限定空戦(通常SIM前の環境SIM)
  三菱零戦VSスピットファイア、サボイアVSカーチス、散香VSスカイリー
 (通常SIMの滑走路の端やカフェ、格納庫の上等で見物可能)
 ★空戦は花火ショーまでに終了★

 飛行機展示・飛行体験ツアー(環境SIMめぐり)
  飛行機の解説と、デモ機・ツアー機体にて
  1944SIMの景観と空中戦を見物。

○22:00スタート
 ビンゴ大会 (大和のある通常SIM)
 ◆内容◆ 
 飛行機がもらえるビンゴ大会
 当選上位には1944SIMの航空機が当たる。
 当たらなかった人にも残念賞乗り物プレゼント。
 マシン操作:ゆみさん
 ビンゴ盛り上げ役:ポポさん、おんばけ
★空戦と展示ツアーも23時までに終了★

○23:00スタート
 大和出航式(花火)(大和のある通常SIM)
 ◆内容◆ 
 大和主砲で祝砲。 
 ナチュさんの花火ショーでお祝い。
 
 閉会式 (大和のある通常SIM)
 ◆内容◆ ゆみさん、クロエさんより閉会あいさつ。
      その他隠しイベントあり。

(文責:Ashy Mathy)  


Posted by Yumix Square Supporters at 13:10Comments(0)1944